骨に損傷を与えないよう、注意して摘出し、付着している筋肉等軟組織を除去します。このとき、筋肉、腱などを除こうとして、 骨膜や骨に傷をつけないようにしてください。特に週齢の若いマウスやラットの骨では、標本作製中に骨が破損する恐れが
あります。(少量の軟組織なら、そのまま固定し発送していただければ、こちらで処理いたします)
骨検体摘出後、ただちに70%エタノールで固定します。検体に対し、たっぷりの量の70%エタノールに浸漬させ、最初の 3日間は毎日液を交換してください。(脱水、脱脂等の効果の低下を防ぐため) ※ ホルマリン固定はpH6.8〜7.2に調整がされているものであれば、脱灰の心配はないですが、 標識等が失われるため1日〜2日が限度です。ホルマリンに浸漬した場合、染色結果に影響が出ることがあります。
記入済みの依頼書とともに、クール便で発送してください。(依頼書はメールに添付して送っていただいても結構です)
ご不明な点がございましたら、研究所までお問合せください。
■ ヒト用依頼書 ヒト用
■ 動物用依頼書 動物用
※各依頼書とも、エクセルデータが必要な場合はお問合せいただければメールにてお送りいたします。
手順は以下の通りである。
1.固定(70%エタノール)
2.染色液浸透(Villanueva Bone Stain液)
3.脱色、脱水、脱脂、樹脂浸透
4.加熱重合
薄切:
ミクロトーム(RM2255:LEICA)を用いて5〜6μmの厚さに薄切し、これをスライドグラス上にクリアシールで封入し鏡検する。
研磨:
マイクロカッター(コンパクト精密切断機 MC-201:潟}ルトー)等で計測面を切り出し、スピードラップ(ML-521:潟}ルトー)や紙ヤスリを用いて15〜25μmの厚さにし、これをスライドグラス上に クリアシールで封入し鏡検する。
■動物例
検体:マウス脛骨の場合(薄切標本)
非脱灰硬組織標本作製+骨形態計測で25,000円(税別)
■臨床例
検体:ヒト腸骨(薄切標本)
非脱灰硬組織標本作製+骨形態計測で30,000円(税別)
※料金は検体の部位やサイズ、またはご依頼内容などで変わってきます。
詳しくはご依頼内容と共にお問合せください。
当研究所の島倉までお問い合わせください。
詳しい申し込み方法や研究に要する日数などをご連絡させていただきます。
島倉 剛俊 e-mail :taketoshi.shimakura@aiko.or.jp
〒950-3304 新潟県新潟市北区木崎761
新潟骨の科学研究所(新潟リハビリテーション病院内)
TEL(025)388-2125 FAX(025)388-3010
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